GARMINのデータスクリーン設定を変えたことによる意外な効果
ランニング用の時計はGARMINのForerunner 225を使っています。
1世代前の心拍計搭載のやつです。
Forerunnet 225は、1画面に表示できる項目は3つまで。
これまでは
- 総距離
- ラップ中の平均ペース
- 直近のペース
の3つを表示していました。
が、今回つくばマラソンでは多少心拍数を見ながらペースを調整してみようと思ったのです。
となると、今表示している3つのうちどれか一つを捨てなければいけません。
ラップごとのペースはしっかり把握しておきたいし、意図しないペースアップ、ペースダウンを避けるためにもリアルタイムのペースも必要。
消去法で総距離を捨てることにしました。
一応必要に応じて見れるように、2ページ目には総距離とトータルタイムを出すように設定。
その結果、心拍数の把握以外に思わぬ効果が得られたんです。
必要以上に距離を気にすることがなくなり、レースへの集中力が増したというか、距離の進みがいつもより早く感じました。
考えてみれば、残り数キロになってからならともかく、10キロ、20キロの時点で、100メートル単位の情報なんて必要ないんですよね。
でも同じ画面に表示していると、ペースを確認するたびに距離の情報が入ってきてしまう。
「あと300で5キロ地点か」とか、
「中間地点まであと2.5キロか」とか。
終盤のきつい場面なら
「もうそろそろ次のポイントだと思ったのにまだ400しか進んでないのかよ…」
とかとか。
人間は頭を使うことで想像以上のエネルギーを消費すると言われています。
なのでマラソンでは余計な情報やストレスは極力排除した方がいい。
距離という要らない情報のインプットがなくなったことで、集中して走れたのかもしれません。
今回は中盤以降痛みに耐える辛い展開でしたが、その中でも何度も時計を見ながら「ちっとも進んでねえよ…」という不毛な苦しみを味わわずに済みました。
それどころか、次は35キロ地点だと思っていて、キロ表示が来たら36キロだったなんてこともありました。(これについては逆のこともあり得ますけどね。
当然ボタンを押して画面を切り替えれば距離は確認できるんですが、レース中に時計のボタンを押して確認するのって、結構めんどくさくてやらないんですよね。
というわけで、これからレースのときは距離非表示で行こうと思います。