脱力ラン
この支配からの〜卒業〜♪
インフルエンザという呪縛から解き放たれ、1週間ぶりに走りました。
インフルエンザ終了!!!
— しろくま@1/29新宿シティハーフ (@shirokuma_papa) December 22, 2016
はしるぞおおおおー! pic.twitter.com/AK6oJGvIZ5
今日はお昼までフリーなので早起しなくてもよかったんですが、最高気温が19℃まで上がるというので、気温が上がる前にということで結局朝ラン。
病み上がりなので軽く10キロ。ペースは特に決めず気持ち良く。
しかしこういうときこそ基本に立ち戻って、「脱力」をしっかり意識して走りました。
脱力は、今のぼくが走る上でもっとも重要視していることです。
脱力とは、体の出来る限りの部位から余計な力を抜き、身体を前に進めるために必要な最小限の部分だけを使って走ること。
この脱力に磨きをかけていくことが、ランニングエコノミーを高める最高の方法で、全ての基本になることだとぼくは思っています。
「体幹を使って走る」ということは今やランナーの間で常識になっていますが、ぼくの感覚では、「体幹を使う」のではなく、「体幹以外を使わない」というイメージを持っています。
四肢とその周辺から余計な力を抜いて、それでもなお軸をぶらさずに安定して走るには、いやでも体幹で身体を支えることになるのです。
もっと言うと「どこが体幹か」ということを勝手に自分で定義することもしない様にしています。上の様な意識で走った時に必然的に使うことになる場所が体幹、という感じでしょうか。
「肩甲骨や骨盤の動きを意識して走る」ということもよく言われますが、それらの場所を意識的に動かすのではなく、脱力して走った結果「それらの場所のロックがきちんと外れてフリーで動いているか」ということをチェックしながら走る、ということとして実践しています。
これまでに何回か、極限まで力が抜けて「ゾーン入った!」と感じたことがありました。
この時はもう足で走っているという感覚や腕を振っている意識すらなく、何というかただ骨盤が旋回するだけで身体がスピードに乗って勝手に進んでいるという感じ。
こんな状態になることは滅多にないですが、このゾーンに入った状態を何時間でもキープするのに必要な部位が、走るために鍛えるべき体幹なんだろうなと思います。
ぼくのランニングの師匠(走る治療院の先生)が以前、「体幹を使って走る方法は、体幹で走れるようにならないと分からない」と言われていました。
この言葉、時間が経てば経つほどどんどん腑に落ちてきます。
これには、ことばで表現するのは難しいということと、走り方の正解は1つではなく人によって正解が違う、ということもあるんだろうなと思っています。
走り方に唯一の正解はないと言いますが、現時点で自分にとっての理想の走り方はここ1、2年くらいでかなりはっきり見えて来た感はあります。
ここからサブ3.5やそれ以上の記録を狙っていく世界になると、ぼくの今の練習量では全然足りず、心肺やスピード、筋持久力を鍛えるトレーニングは必要になってくるはず。
でもそういった練習をする上でも、脱力の意識は常に持ってやっていきたいですね。