アラフォー理系オヤジがマラソンにハマるとこうなる

運動音痴でガジェット好きのアラフォー理系オヤジランナーがランニングに関する日常を綴るブログ。2017年つくばマラソンで念願のサブ3.5を達成。今シーズンもうちょっとだけ上を目指す。

暑熱馴化

番外編としてかすみがうらマラソンネタをもうひとつ。

 

今回はレース当日が近づくにつれて当日の予想気温がどんどん上がって行ったので、ぼくもは慌ててフルマラソンの暑さ対策などについて調べていました。完全に付け焼き刃ですが。

そんな中で目にしたワードが「暑熱馴化」。

暑熱馴化(暑熱順化)

heat acclimatization

暑さに対して、日にちを追うごとに身体が適応していくこと。具体的には、運動中の心拍数、体温、汗中塩(塩化ナトリウム)が減少し、逆に汗腺の発汗能力が高まって、汗の量が増加する。また代謝量、乳酸値も暑熱馴化によって減少し、筋グリコーゲンの利用量に影響を及ぼす。これにより熱中症などの熱障害のリスク、暑さによるパフォーマンスの低下を抑えることができる。初夏の頃など、急に暑くなる時期に熱中症にかかる人が多く出るのは、この暑熱馴化がまだできていないためである。1週間~10日ほどで身体はほとんど馴化されると言われている。

暑熱馴化(暑熱順化) - RUNNET - 日本最大級!走る仲間のランニングポータル

 

恥ずかしながらぼくはこの言葉をこの時初めて知りました。

 

人間の体は徐々に暑さに慣れて順応するように出来ているんですね。

同じ26℃という気温でも、それまで暑い時期を過ごして体が慣れている状態と、寒い日が続いた状態からいきなり気温が上がったのでは、体が受けるダメージが違うということか。ふむふむ。

実際、肌寒い日から急激に気温が上がったかすみがうらでは、多くのランナーが大幅にタイムを落としたり、体調を崩すような状況だった訳ですね。

 

ところが、幸いなことにぼくはそれほど重大なダメージを受けずにゴールにたどり着くことができました。

元々暑いのが得意というわけでもないし、ましてレース前に暑熱馴化のための対策をしていたわけでもありません。

むしろ体調は万全ではなく、暑さには簡単にやられちゃうんだろうなと覚悟していたので、何でだろうなーという感じ。

 

で、レース後にまたネットをぼーっと眺めていたら、あることに気づきました。

方法

発汗を促すことと、環境温度を見直すことに大別できる。前者ではウォーキングジョギング自転車などの運動、半身浴サウナも効果がある。運動環境の湿度は低い方が効果が高く、若年層においては、有酸素運動が比較的有効である。

後者では半袖且つ厚着をせずに快適にいられる程度に冷房の設定温度を高めに設定し(使わないというわけではない)、朝夕は室内に外気を取り入れる方法がある。いずれの場合でも、適切な水分補給は不可欠である。

暑熱馴化 - Wikipedia

 

偶然にもぼくばレース2週間前から、気付かないうちに暑熱馴化となるある行動を継続的に行っていたのです。

 

それは半身浴でした。

このところずっとお腹の調子が悪く便秘が続いていたので、胃腸の動きを取り戻すために時間のある日は欠かさず半身浴で発汗をする様にしていました。

時間短縮のため浴室の換気を止めてぶわっと汗をかいていたので、ちょっとしたサウナ効果です。

 

実際これが本番のコンディションにどれだけ影響を与えていたのかは分かりませんが、思いもしないところで暑さ対策が出来ていたかもしれない、という話でした。