つくばマラソン2017 レースレポ ②
2017つくばマラソンレースレポ、その2です。
前回の話はこちら。
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いよいよ勝負レースのスタート!
で、いきなりトイレの話で恐縮ですが、20分前にトイレを済ませたにも関わらず、いつも通りスタート時点で既にかなりの尿意が。オシッコタンク約80パーセント。
こりゃピットイン1回は避けられない。それを前提にして走らないとダメだと覚悟しました。あとはどのタイミングで入るかが勝負か。
スタート直後の渋滞は皆無でした。大げさでなくほんとうに皆無。
ぼくの持ちタイムは陸連エリアの制限タイムギリギリな上に、申告には記録証提出が必須(=詐称ランナーはいない)なので、周りにはほぼ自分より速い人しかいない。
こんな快適なスタートは今まで記憶にない、というくらい快適でした。スタートロスは7秒。
最初の1キロは5分を少し超えるペースで入りましたが、2キロ目からは予定の4:55に合わせます。
懸念の右膝は走り始めた感じでは問題なし。テーピングも安心感を与えてくれていました。
スタート時の気温は低く、しばらくは歯をカタカタ言わせながら走るような状況。
なもんで、まだ体が温まりきらない最初の4キロの給水はパス。
ところが、ひなたに出ると急に気温の上昇を感じ汗が吹き出してきました。喉も渇き始めて、これは結構ヤバい感じ。
あわてて次の9キロの給水では水分を多めに摂り、5キロで予定していたアミノ酸も投入。するとだいぶ体が落ち着きました。
5:50くらいまでペースが上がってしまうのを抑えながらラップを刻み、10キロを通過。ここまでは順調そのものです。
- Start 〜 5km:24:37(4:56/Km)
- 5km 〜 10km:24:37(4:56/Km)
10キロまで来たので、ここからペースアップするかどうかの判断ポイント。
この後気温は更に上る見込み。脚の方もここまで順調ではあるものの本調子ではない。
ちょっと弱気だけど、このまま4:55をキープすることにしよう。
その後15Kmまでも、驚くくらい予定通りのラップで推移します。
- 10km 〜 15Km:24:37(4:56/Km)
今回のレースはちょいちょい小さなトラブルに見舞われたんですよね。
まず一発目。
15Km地点の給水所でポケットのゴミを捨てようと歩道側に寄ろうとした時に、横から出てきたランナーと接触してバランスを崩し、左足首を軽くグネってしまいました。
給水所での接触はよくあることですが、ちょっとあの入り方はひどかったですね。思いっきり横から体当たりされたので。
ヤバい。終わったか。。
かなり焦りました。
走りながら足首の状態を確認。
すこし足首の関節がゴリゴリ言っているのと、脛の外側の筋に負荷を感じ始めました。明らかに着地のバランスは変わってしまったみたいです。
が、しばらく走っても痛みが増す様子はなし。よし、何とかこのまま行けそうだ。
前方を見るとさっきぶつかってきたランナーが、肩をグルグル回しながらリラックスして走っている姿が目に入りました。
この野郎…余裕ぶっこきやがって…(怒)
とか思ってしまったことは不特定多数が見ているこのブログには書きませんが、怒りの感情はものすごく大きなエネルギーを消費するという話を思い出し、ここは深呼吸して気持ちを切り替えることに。
まあいい。後で必ず抜いてやる。
18Km辺りまで続く直線は、忘れもしない去年のレースで突如膝の痛みに襲われた場所。人間の記憶ってすごいもので、その風景が目に入って来た瞬間に「あっ、ここだ」って記憶がよみがえりました。
でも今年はここまでは痛みもなく走れている。これで「つくば=腸脛靭帯炎」の悪しきトラウマからも開放だ。
さらば、地獄からの使者!!*1
尿意がそろそろ限界。
2回のピットインは避けたいのでできるだけ引っ張りたいところではあったのですが、下腹部の圧迫感が明らかに走りを妨げていたので、意を決して17.5Kmのトイレにイン。幸い待ち時間はゼロで、40秒程のロスですみました。
出したらスッキリ。明らかに体が軽くなりました。
結果的にはこのタイミングで入ったのはベストな判断だったと思います。まさに戦略的トイレ。(トイレの話ばかりですみません。)
- 15Km 〜 20Km:25:22(5:05/Km)
中間点到達。
ガーミンにトータルタイムの表示を設定していなかったので現在時刻でタイムを確認。
10:49:4x。
3時間半の半分は1時間45分。
えっ??5分遅れ!?
一瞬焦りましたが、スタート時間はウェーブスタートで9:05だったのを忘れていました。
- 中間地点通過:1:44:39(ネットタイム)
トイレロスで予定よりも1分弱遅れてしまいましたが、わずかに貯金ありの状態で折り返しました。
続きます。
*1:昨年のつくばレースレポを参照