アラフォー理系オヤジがマラソンにハマるとこうなる

運動音痴でガジェット好きのアラフォー理系オヤジランナーがランニングに関する日常を綴るブログ。2017年つくばマラソンで念願のサブ3.5を達成。今シーズンもうちょっとだけ上を目指す。

つくばマラソン2017 レースレポ ③

2017つくばマラソンレースレポ、その3です。

前回までの記事はこちら。 

shirokuma-papa.hateblo.jp

 

今回はレースフィニッシュまで行きます。

 

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後半戦突入。

 

22キロ辺りでまたアクシデント。

お尻のポケットからジェルを取り出そうとしたときにジェルが落下。

ほぼ条件反射的に足を止めてジェルを拾いに戻ってタイムロスは数秒程度のものでしたが、これはちょっと危なかった。

ちょうど何キロか前に、前を走っていたランナーが落とした物を取りに戻ろうとして後続のランナーにぶつかってしまったシーンを見ていたんですが、自分も同じことをしてしまいました。

幸い後ろから来た人達が避けて通ってくれて接触はせずにすみましたが、周り人たちに迷惑をかけてしまいました。すみません。。

 

さらに少し後。

後ろから近づいてきた何かの全身タイツの仮装をしたランナーがなぜかめっちゃ間を詰めて来て、後ろから足の裏を蹴られる形になりました。

そのままバランス取って着地して事なきを得ましたが、その彼は「ああ〜、どうしよう〜」と言いながら脇をすり抜け、沿道の人たちに愛想を振りまきながら走り去って行きました。

 

「どうしよう〜」ぢゃねえだろう、このク○タイツ!💢

 

…失礼。

 

何か今日はトラブルの多い日だなあ。

 

気温は大分上がって来ました。

手首まで下げていたアームカバーもちょっと鬱陶しくなって来て、もうこの先気温も上がる一方だろうと思い、腕から外してお尻のポケットに突っ込みました。

(しかし後でこれが失敗だったと思い知ることに。。)

 

 

25キロを過ぎると、4:55/Kmペースもキツくなってきました。レース3週前の30キロ走の時よりも余裕がない感じ。

ただどこかに明らかな痛みがあるわけではなく、辛いのは体力・気力的なものだけ。これは自分との戦いだ!

どこも不調がなく25キロを迎えられたレースはここ最近なかったので、これはチャンスだと自分に言い聞かせて走る。

 

30キロ手前の研究学園駅付近はスライド区間。ここでは沿道の人たちからたくさんの声援がもらえます。ちょうどヘバッてきたところで多少ペースを取り戻しました。

 

その一帯を過ぎるとまた一気に静かに。そのギャップが結構キツい。

そして30キロ地点。ここからが本当のマラソンの始まりです。

  • 20Km 〜 25Km:24:46(4:58/Km)
  • 25Km 〜 30Km:24:51(4:58/Km)

 

いよいよ脚が上がらない。「もう最後まで持たないかも」という弱気な考えにだいぶ頭が支配され始めてきました。

ここで先人の偉大な格言を思い出す。

 

辛いのは気のせい…

辛いのは気のせい…

辛いのは気のせい…

 

ちょっとは楽になった…かな…

 

 

30キロ過ぎで突如身体に異変。

 

寒い。

 

気がつくと、さっきまで照りつけていた太陽がすっかり雲の中に隠れてしまっていました。何だかんだ言っても11月下旬。日が陰ると体感温度はあっという間に下がってしまう様です。

手先が痺れて腕に力が入らなくなって来ました。

 

これ、ヤバいやつだな。

 

アームカバーはさっき外してしまって後ろのポケットの中。いっぱいいっぱいの状態で走りながらアームカバーを取り出してまた腕にはめ直す余裕はなく(いや、別にやればできたんだろうけど、そうした方がいいという思考にならなかった)、とりあえずグローブだけはめ直しました。ここでまたグローブ落としたらシャレにならんと思ってそうとう神経使いつつ。

グローブはめただけでも大分楽になりました。でも今思うとどう考えてもアームカバー付け直したほうがよかったなあ。

  • 30Km 〜 35Km:24:52(4:58/Km)

 

 

ラスト7Km。

 

ここまでほとんど5分台のラップは見ていないので、3時間半に対してわずかでも貯金があることは分かっていたけど、貯金がどのくらいかは全然分からない。

仮に貯金が1分くらいできていたとしても、1分なんて何かで一度脚を止めてしまったらあっという間になくなってしまう時間だ。

そうだ、確かガーミンのバーチャルパートナー設定してた!

ページを開くとなぜか4:55/Kmペース設定になってる。これじゃ分からん… 

 

つらいけど、とにかく5分台のラップを見るのが怖くて、見えない何かから逃げ続ける思いで、必死で脚を動かし続けるしかなかった。

 

筑波大学構内の激坂は腕振りだけで登り切った。

最後のスライド区間を往復して、40キロの給水。最後のジョミを口に突っ込む。

 

残り1キロの表示を見てようやくサブ3.5を確信。恥ずかしながら目に熱いものがこみ上げてきてしまいました。

おいおい、まだレースは終わってないぞ。お前は清原か。*1

 

そして競技場。

ゴール地点の時計を見た記憶はありません。

フィニッシュラインを通過してGARMINのタイムを確認。表示されていたのは3時間28分台のタイムでした。

 

ついにやった。。。

 

 

フィニッシュタイム

 

ラップタイム

  • Start 〜 5km:24:37(4:56/Km)
  • 5km 〜 10km:24:37(4:56/Km)
  • 10km 〜 15Km:24:37(4:56/Km)
  • 15Km 〜 20Km:25:22(5:05/Km) ※ うち40秒程トイレロス
  • 20Km 〜 25Km:24:46(4:58/Km)
  • 25Km 〜 30Km:24:51(4:58/Km)
  • 30Km 〜 35Km:24:52(4:58/Km)
  • 35Km 〜 40Km:24:15(4:51/Km)
  • 40Km 〜 Finish:10:38(4:51/Km)

 

 

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人間の体というのは不思議なもので、立ち止まった瞬間に両膝に痛みが走りしばらく動けませんでした。3秒前まで走っていたのに。

 

しばらく突っ立って次々とゴールしてくるランナーたちを眺めていたら、序盤の給水所で接触したあのリラックスランナー(仮称)が帰ってくるのが見えました。どうやら気付かないうちに抜いていたようです。

彼も3時間半を切っていたと思います。色々あったがここはナイスランと言わせてもらおう!(大人だからね♪)

 

 

陣地に戻ってそそくさと着替えを済ませ、向かうははてブロメンバーの集合場所。

念のためスマホで場所を再確認してから周辺を探すも

 

み、みつからない…

 

10分程ウロウロして、もう諦めて帰ろうかと思い始めたそのとき、見覚えのあるfuruhon-yaさんの顔とはてブロの幟を発見!!

あの幟のとなりないるのはびあーさんか!?(正解でした)

furuhon-yaさんにお久しぶりです、びあーさんにはじめましてのご挨拶をし、程なくさつかさんと市川パパさんも合流。一瞬顔を出された青豆さんともお会いできました。

しばらく今日結果や次のレースの予定などについて話をし、各々帰路に着きました。

 

ぼくはどちらかと言うと単独行動が好きな方なのですが、レース後にこうやって一緒に走った方たちと話ができるのも良いものだなと思いました。

 

(ご一緒したみなさん、当日はどうもありがとうございました!)

 

 

帰りのバスは、レースの余韻と心地よい疲労感に浸りながらのんびりとくつろぎました。(この時のためにスリッパも持参したのだ。うははは。)

 

家につくと子どもたちが玄関に走ってきて「パパ、サブ 3.5おめでとう!」とお出迎え。妻も「よく頑張ったね」とねぎらってくれました。

 

 

 

2017年のつくばマラソン

きっと忘れられないレースになると思います。