鬼門
あと10日足らずと迫ったかすみがうらマラソンですが、実はこの大会、ぼくにとってはとてつもない鬼門なんです。
かすみがうらにはこれまで3回出場していますが、結果は
- 2013年:DNF(18キロ関門足切り)
- 2014年:4:37:01(ネット)
- 2015年:4:49:54(ネット)
と、散々たるもの。
苦い過去ですが簡単に振り返ってみます。
2013年(DNF)
このレースだけは本当に忘れられません。
前年8月、初マラソンとして挑んだ北海道マラソンが28キロでリタイアに終わり、初完走のリベンジをかけて臨んだ大会でした。
4月中旬にも関わらず気温は5℃で雨、という最悪のコンディション。
(何とエントリー28000人に対して、10000人がDNSしたそうです。)
元々トイレが近い体質のぼくは、寒さも手伝って7キロ付近で激しい尿意に襲われ、たまらず沿道のコンビニへ駆け込みました。
しかしそこには長蛇の列が。
トイレ1室に対して10人以上が並んでいて、ここで25分近くをロスしてしまいました。
コースに戻ると、もうほとんど最後尾で人が人がいない状態。
沿道の声援を独り占めしながら走るも、15キロ付近で再びトイレに駆け込むことになり、ここでも5分以上のロス。
その先の関門で敢えなく足切りとなりました。
…しかし、本当の地獄はここからでした。
当時マラソンについての知識がほとんどなかったぼくは、あろうことか雨にも関わらず半袖の下に長袖のヒートテックという服装で走ってしまったのです。
ヒートテックが冷たい雨を吸って体に張り付いて、足を止めた途端にぐんぐん体温を奪い始めました。
そしてこの状態で、収容のバスが来るまで一時間近く雨ざらしで待たされることになってしまったのです。
体の震えが止まらなくなり、最後はうずくまってバスを待っていました。今思うと、低体温症の一歩手前だったのではないかと思います。
今まで走って来た中で一番辛かったレースでした。
2014年(4:37:01)
前年11月のつくばマラソンで念願のフルマラソン初完走を果たし、記録更新を目指したレースでした。
コンディションは悪くなかったんですが、レース中盤で腸脛靭帯炎を発症。
後半は走り続けることができず、給水所毎に休憩を入れて何とかゴールにたどり着いたという苦しいレースでした。
そしてこれが長い腸脛靭帯炎との付き合いのはじまりとなりました。
2015年(4:49:54)
2月の東京マラソンで初のサブ4を達成し、今度こそはとやる気満々で出走した3度目のかすみがうら。
しかしまたしてもレース中に膝を痛め、あわや5時間オーバーという自己ワーストの結果となりました。
このレースで特筆すべきは、レース中にトイレ4回という現在でも破られることのない最多トイレ回数を樹立した点です。
さすがにこのレースで、かすみがうらは自分と本気で相性が合わないんだと考え、もうこのレースには出ることはないだろうと心を決めていました。
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というわけで、かすみがうらマラソンは過去3回走って、DNF、自己ワースト1、ワースト2を叩き出している、とんでもない大会なのです。
今年も元々は走るつもりはなかったのですが、秋のつくばで敗戦した後に古河はなももマラソンの予備として急遽エントリーを入れました。
結果、ここが今シーズンの目標達成をかけた最後の勝負レースとなってしまったわけで、こうなったらもう相性がどうのこうの言ってられません。
過去の苦い思い出を払拭して、いい思い出を作れるよう頑張りたいです。
レースが終わったらきっとかすみがうらが好きになっているはず!