鈍足ランナーの苦悩
何をかくそうぼくは運動音痴の鈍足ランナーです。
子供の頃から運動は苦手で、学校の徒競走ではいつも後ろから数えたほうが早い順位ばかりでした。もちろん競走と名のつくもので一等なんて取った記憶は皆無です。
学生時代は一応運動部(球技)でだましだましやっていましたが、陸上とは無縁の生活でした。
そんなぼくが30を過ぎてマラソンに出会い、練習をすればするほど力がついていく実感や、レースで自己記録を更新する喜びを知り、すっかりマラソンにはまってしまったわけです。遅れてきた青春っていうやつですね。
しかし今シーズン、サブ3.5、ひいては3時間15分という大きな目標を達成するため、夏場はスピード練習を積極的にやっていくつもりでいます。
1000mインターバルと長めのペース走をメインに、心肺機能とスピード持久力の向上を狙っていますが、とあるブログを読んだことから、ベースとなるスピード能力つまり最高速の底上げも必要なんじゃないかと思い始めました。
そのブログでは、5000mで16分台を達成するための練習メニューを紹介していたのですが、まず1000mを3分で走れる様になるための第一段階として、100m 18秒でのダッシュ10本と前後をジョグで挟む、を繰り返すという内容が示されていました。
100m 18秒がクリアできたら200mインターバルを36秒で5本、その次は400mインターバルを72秒 5本とステップアップしていき、最終的に1000mを3分で走れるスピードを身につけるというものです。
もちろん自分にそこまでのスピードは必要ないですが、スピードの底上げをするためのやり方として、試しに100mダッシュ10本の練習をやってみることにしました。最初の目標は100mを20秒で回すこと。ダッシュとダッシュの間は1分の完全休憩でつなぎます。
やってみた結果がこちら。ラップ5からが100mダッシュです
正直絶望しました。
端的に言うと、これ以上速く走るための走り方が分かりません。
ラップによっては何とか20秒で走れているときもありますが、ここまでスピードを上げると着地が恐ろしく不安定になり、更にペースを上げようとすると足がもつれて転びそうになります。
心肺云々ではなく、どうやって走ればいいか分からない。バタバタ走らないでもっとストライドを伸ばしたほうがいいんだろうけど、地面からの反力が強すぎて全然うまく押し返せない。
それでも7本目8本目あたりは多少慣れてきた感じはあったので、続けて行けば多少は体も走り方を覚えてくれるのかなという僅かな感触はあるので、もう少し続けてみようかと思います。
しかしもともと脚が頑丈ではないので、怪我には気をつけないと。。
MVM
今日は5月のONE TOKYO MVM(マンスリーバーチャルマラソン)開催日。
前日までの予報では今日は朝から一日雨の予報だったのだけど、小雨程度なら走ろうと思っていました。
6:30にアラームで目を覚まして外を見ると、パラパラと降っている程度。ささっと着替えて軽くストレッチをして家族を起こさないようにそそくさと家を出ました。
特設会場の公園(自分が勝手にそう呼んでいるだけ)までアップジョグがてら移動。着てきたウインドブレーカーを茂みの中に隠して(笑)さくっとスタート。
今日は4:30/kmくらいをターゲットに、あとは今シーズンの課題である、体を大きく使って地面の反発をしっかり受けストライドを伸ばすことを意識して走りました。
結果。
体が温まってからはいい感じで走れました。ラスト3キロはいっぱいいっぱいでしたけどね。
課題のストライド。(ストライドデータがないのでピッチで確認)
一般的に見るとまだまだ高ピッチ走法ですが、ほぼ同じペースで走った新宿シティハーフ(下)と比べると大きな差が。
ハーフは距離が長い分省エネ走法になるので単純には比較できないですが、なかなかいい感じで走れたのではないかと思います。
走行終了時点での暫定順位。
やっぱりレースやタイムトライアルは楽しいですね。
水曜、ノー残、インターバル
今日はノー残デー。特にトラブルもなく早目に帰宅できたので、久しぶりにインターバル走やってきました。
先日新調したGYAKUSOUのTシャツをおろしていざ出陣。
とりあえず先週のOTTでキロ4ペースで5キロを押し切れたので、キロ4分設定で少し余裕持って行けるだろう、フフン。なんて思ってスタート。
結果。
キロ4分ジャストを維持するのが精一杯(汗)
レスト60秒になってるけど、これは設定間違えただけで、それぞれ30秒ずつ追加してます。
わしゃ一体どうやってこのペースで5キロ通しで走ったんだ!?
ドーピングでもしたか?
ひょっとして本番に強いタイプ?
いずれにしても、心拍的にはかなり追い込めたのでいい練習になったかと。
でも、今日の終わったあとの感想は、
もう二度とやりたくない!
これじゃダメなんだよなー。次もやるぞ!って感じで終われないと。。。
おまけに帰りのダウンジョグでふくらはぎ攣りました。。。
まだまだですね。
GWファミリーラン
クラウドをもう一足買ってしまいました。
妻のぶん。
妻もランニングを始める(始めさせられる)にあたってシューズを買う予定はあったのだけど、ぼくのクラウドを見て気に入った様子。
このシューズの位置づけが特殊すぎるため完全なラン初心者に履かせていいものか分からなかったので、ショップへ行って相談したところ初心者でも全く問題ないとのこと。
で、晴れて購入となりました。
ということで、今日は息子2人に妻も加わって、初の親子4人ラン。
ゆっくり歩くようなペースですが、3キロを走り切りました。
普段運動を全くしない妻も頑張りましたが、次男が3キロをけろっと完走したことにも驚き。
長男はランニング経験者としてママをサポートしてくれていました。頼もしい。
今日はちょっと暑かったですね。
OTT明けの筋肉痛で腸腰筋を知る
昨日のオトナのタイムトライアル(OTT)が楽しすぎて、完全にOTTロス。
来年も絶対出たい。
今朝起きると骨盤からおへそにかけてが突っ張るように痛い。胃腸とかじゃなくてこれは筋肉痛だな。
えーっと確かこの場所は。。。
ちょうどこの辺りだ。
これが腸腰筋か?
腸腰筋がランニングに重要というのはよく雑誌などで読んでいたけど、絵を見てもどの辺の筋肉なのか体感でつかむことができていませんでした。
合っているか分からないけど、とりあえずこの筋肉痛の感覚を忘れないようにしておこう。
ところで、昨日のOTTでひとつだけ心残りだったことがあります。
それは、最後まで引っ張ってくれたペーサーさんにちゃんとお礼が言えなかったこと。
ゴールした直後にひとことありがとうございましたとは言ったはずだけど、その後しばらく座り込んでゼーゼー言って、家族から飲み物をもらってハッと気がついて周囲を見回したけど、ペーサーのお兄さんは近くには見当たりませんでした。
目標を達成できたのは彼のおかげだということをどうしても伝えたくて、着替えが終わった後も会場内をしばらく探し回ったのだけど、結局見つけることはできませんでした。
ゴールした直後いっぱいいっぱいで、そんなことにも気が回らなかった自分が情けない。。。
彼は来年も参加してくれるだろうか。
オトナのタイムトライアル
今日は代々木公園織田フィールドで行われた、「オトナのタイムトライアル」を走ってきました。
オトナのタイムトライアルは、子供から大人まで(オトナのじゃないんかい)、エリートランナーからぼくのような普通の市民ランナーまで一緒に楽しめるトラックレースの大会。
参加者みんなで盛り上がれたり、豪華ペーサー陣と一緒に走れたりとすごく楽しそうで、昨年この大会の存在を知ってから、次回は必ずエントリーすると心に決めていたのです。
今日は長男が1000m、ぼくが5000mで出場。
次男(3歳)もしきりに走りたいと言っていましたが、キッズランは小学生が対象なのであと3年待って下さい。ごめんね。
キッズ1000mは11:00スタート。招集時間になるといかにも早そうな小学生ランナーたちが集まってきます。アップする姿も様になってる。アップっていうか流しやってる!
そして子供のレースにこの豪華ペーサー陣!
うちの子は距離こそそれなりに走れるようになってきたものの、スピードはまだまだ。スタートからしばらくすると後方へ沈んでいってしまいました。でもこれまでのレースよりは明らかに早いペースで頑張ってる。
ペーサーの方がずっと横について声をかけてくれたおかげで最後までダレずに走りきって自己ベストを大幅に更新できました。
順位は後ろから数えたほうが早かったですが、全力を出し切った充実感があったらしくとても満足そうでした。
お父さんのレースまではまだ時間があるので隣の公園でみんなで昼食。食事を終えて一息ついたところで息子二人から衝撃の発言が。
「つかれたからもう帰りたい。お父さんこのあと頑張ってね。」
お前らどんだけ薄情なんだ!!
その後お父さんは完全にふてくされ、繰り返し「頑張ってね」と言ってくる子どもたちに対して、「いやー、どうかなー」と完全に子供の対応。
結局、妻が二人を公園で遊ばせているうちに気が変わった様で、スタート時間前に3人で戻ってきました。
お父さんの目標は20分切り。実力からすると厳し目ですが、トラックなら多少上乗せもあるかと思い、敢えて挑戦しました。
スタートからキロ4分ペースで刻んで行きますが、2キロ過ぎたあたりで早くも息が上がり始めます。
かなり苦しくなってきたところで残り周回表示を見ると「6」。
ムリ。。。この状態で6周も持たない。。
しかしちょうどこの辺りからペーサーさんが一人ぼくの横に付いてくれて、ペースが落ちかかるとすぐに声をかけてずっと引っ張ってくれました。
ヒーヒー言いながら残り2周までこぎつけた。ここでペーサーさんから「この1周とにかく頑張りましょう。ラストはどうにでもなります」とゲキが。
残り2周を考えるとキツいけど1周なら行ける!
必死で足を動かしてラストラップへ。
もうフォームも表情もぐちゃぐちゃ。家族の声援に答える余裕もまったくなし。
「20分切れますよ。行きましょう!」と言われ最後のひと踏ん張り。それまでのラップより10秒ほど上げて、何とか19分台でゴールに飛び込むことができました。
レース後お父さんはしばらく動けず、家族には先に帰ってもらいました。
今日は何とか目標を達成することができましたが、これは本当にペーサーさんのおかげです。
途中何度も諦めてペースを落としたくなりましたが、その度にペーサーさんに引き上げてもらいました。一人で走っていたら途中で落ちていたと思います。
あと、家族が本当に先に帰っていてもダメだったでしょう(笑)
走っている間は死ぬほどきつかったけど、初めてのトラックレース楽しかった!
来年も絶対出ようと思います。
※ 大会の規模やSNSの露出度から、タイムや順位の詳細を書くと容易に身バレしそうなので結果はあえてぼやかして書いてあります。
No music, No run
というほど音楽好きなわけでもないですが、これからの暖かい季節に気持ちよくランニングをするためにグッズを一つ購入しました。
買ったのは、ヘッドホン一体型のスポーツ向けウォークマン NW-WS413です。
ケーブルレスなランなら、Bluetoothイヤホンの方がコンパクトで値段もお手頃ですが、ぼくはスマホを持たずに走ることも多いので、一体型を選択しました。
耳にかける本体部分が結構大きいので、一見重くてジャマになりそうに見えますが、重量は思ったほどないのと、重心のバランスがいいのか、装着感はすごく安定してます。走っていて外れたことはまだ一度もなし。
この機種にした一番の理由は、外音取り込み機能。
本体に内蔵されてるマイクで外の音を拾って、音楽にミックスされて耳に入ってきます。なので、カナル型のイヤホンで耳は塞がれてるけど外の音はちゃんと聞こえるというわけ。
後ろから近づいてくる車の音や自転車のチリンチリンがばっちり聞こえて、安全に走れる様になりました。
その分音質は落ちるけど、ランニング中の音楽に音質はそんなに求めていないので問題ありません。
あと、水深2メートルの防水性能を備えていてプールで泳ぎながらも使えます。使った後はまるごと水洗いでOK。これは楽チン。
というわけで、なかなかナイスチョイスなガジェット購入でした。