アラフォー理系オヤジがマラソンにハマるとこうなる

運動音痴でガジェット好きのアラフォー理系オヤジランナーがランニングに関する日常を綴るブログ。2017年つくばマラソンで念願のサブ3.5を達成。今シーズンもうちょっとだけ上を目指す。

2018 古河はなももマラソン レースレポ ②

10:00にフルマラソンの部が号砲。

のはずだけど号砲は聞こえなかった。

 

微妙な拍手と共に前に進み始めたので、「あ、鳴ったの?」って感じで気の抜けたスタートでした。

 

スタート 〜 10Km

Fブロックでスタートロスは1分半程。前が詰まるほどの渋滞はないものの、2キロ過ぎるくらいまでは思うようなペースで走れず。

 

設定ペースは走り始めて体の状態を見て決めるつもりでいましたが、何だか予想以上に脚が軽い。

無謀かも知れないけど、今日はもう4:50ペースで押して行こうと腹を決めました。途中で力尽きたらその時だ。

 

ということで、序盤は4:45〜4:50/kmのラップで推移。このペースでも体的にムリは感じず軽快に足を進めることが出来ました。

 

〜 10km ラップ

4:58 - 4:52 - 4:45 - 4:51 - 4:45
4:49 - 4:51 - 4:45 - 4:45 - 4:47

 

〜 20Km

10キロを過ぎたあたりから懸念していた左脚の痺れが。足首から脛、太腿、お尻にかけて。くそっ、まだ10キロだぞ。

この手の痛みは直ぐに走れなくなったりペースに影響を与えるものではないですが、ゆっくり確実に広がって行きます。

この鈍痛が伝搬して両脚を止めるのが早いか、ゴールに滑り込むのが早いか。

徐々に脚の動きが鈍っていくのを感じながらも、何とかほぼ4:50ペースをキープして20キロを通過。

 

11km 〜 20km ラップ

4:49 - 4:46 - 4:47 - 4:51 - 4:46
4:52 - 4:52 - 4:51 - 4:52 - 4:51

 

〜 30Km 

22キロ地点手前の折り返しにあるトイレ。

忘れもしない去年、腹痛に耐えきれずに飛び込んだあのトイレだ。トイレを出て少し走った後やっぱりどうにもならなくなって、23キロ手前の救護所まで歩いてレースを終えたのでした。

救護所でストーブに当たりながら、苦しそうな表情で次々と駆け抜けていくランナー達を眺めて、いたたまれない気持ちになった事は今でもよく覚えています。

 

今年はその救護所も通過。まだ走ってる。しかもキロ5を切るペースで。

去年の自分は完全に超えた。あとはどこまで突き放せるかだ。

 

お尻と太腿の痺れはだいぶキツくなり、25キロを辺りからキロ5キープが厳しくなって来ました。

 

21km 〜 30km ラップ

4:53 - 4:51 - 4:54 - 4:51 - 4:58
5:01 - 4:58 - 5:07 - 5:00 - 4:59

 

〜 Finish

30キロ過ぎてあからさまに脚が動かなくなる。ほんと人間の体には30キロセンサーが付いてて、30キロ過ぎると何かの物質が出るようでもなってるんじゃないかと思う。

 

ここでふと冷静に自分の体の状態を観察してみた。

我慢できない程どこかが痛いわけじゃないし、心拍が限界に来ているわけでもない。とにかく脚が動かないし、とにかくダルい。

これはあれだ。「脳がだまされてる」ってやつだ。こういうときはあれしかない。

 

「つらいのは気のせい。つらいのは気のせい。。。」

 

しかし相変わらずぼくの脳はだまされ続けじわじわとペースが落ち始めた。ふと時計を見ると瞬間ペースは 5:15/Km 程度まで落ちてることも。

このままズルズルいってはダメだ。5:10/Km は死守だ!

この時なぜか、

5:10/Km を絶対防衛ラインとする KOGA 作戦をを開始する!!

という某映画のセリフが頭をよぎってしまったことはヒミツです。

 

35キロ過ぎの給水所でどうしてもストレッチをしたくなってジェル補給ついでに一度足を止めました。20秒くらい休んでしまったでしょうか。

再び走り始めようとするとまったく脚が動かない。時計を見るとペースは 5:30/Km。

 

ヤバい、終わったか。。。

 

ここでペースを落としてしまったら最後まで 5:30/Km でキープできるなんてことはまずありえず、5:45, 6:00 と落ちていくことは明らか。

慌ててちょうどいいペースの人を探して必死でくらいついた。しばらく我慢すると 5:10 くらいのペースで再び体が順応してくれました。今思うと、ここがこのレースの分岐点だったと思います。

 

その後2回ほど給水で足を止めてしまいましたが、「あー。あー。」と情けない声をともに息を吐きながらようやくゴールの競技場へ。

 

古河の陸上競技場トラックは非常に大きな作りで恐らく1000mくらいあったと思います(ウソ)。なげーよ、早く終わってくれよー、脳内で叫びながら、ほぼ足を引きずるようにしてフィニッシュ!

昨年DNFの雪辱を無事はらすことができました。

 

31km 〜 Finish

5:07 - 5:03 - 5:02 - 5:04 - 5:03
5:26 - 5:09 - 5:23 - 5:30 - 5:09
5:02 - 5:04 - 1:36 (330m) 

 

Total タイム

3時間29分34秒(ネット)
3時間31分13秒(グロス

 

実はこの日のガーミンのページ設定は「瞬間ペース/心拍数」の一画面のみにしていて、レース中トータルタイムは一切見ていなかった(見れない様にしていた)のでした。

 

後半失速してしまった悔しさと、あまり予想していなかった3時間半切りという結果に、ちょっと複雑な心境でレースを終えました。

 

 

次回、かんたんなまとめと次走かすみがうらに向けての目標を書いて終わります。