チームはてブロを発見できずに帰った後の話
LSD中の寄り道
新宿シティーハーフから一週間。
股関節のダメージがまだ少し残っていて、いつもの坐骨神経痛が出てます。。
この症状自体はいつものことであまり心配はしていないのですが、この状態でムリして走ると他の部分に変な負荷がかかってさらに痛めることになるというのは今までの経験で学習済み。
とはいえ、はなももまであと5週間。
長距離モードに切り替えていきたいというのもあるので、今日は久しぶりのLSDをやりました。
90分のつもりで家を出ましたが、すこし余裕があったので15分延長。
途中ちょっと集中力を欠いてダラダラと走ってしまった区間も少しだけありましたが、着地の仕方を確認しながらいい感じのLSDができました。
家に帰った後は、疲労を残さない様しっかりストレッチして今日の練習終了。
さて、今日のランの途中、ちょっと思い立って寄り道をしました。
立ち寄った場所は、大井ふ頭中央海浜公園スポーツの森陸上競技場。
今日はここで、「チームはてブロ」が駅伝の部に出場する、大井東京冬マラソンが行われているのです。
実はこの公園はぼくの普段のジョギングコースの途中にあるのですが、走り始めてからふと、公園を通る時間帯が駅伝のスタート時間付近であることに気づきました。
で、せっかくなのでちょっとのぞいてみるかと。
陸上競技場に着いたのはスタートの10分前。ちょうどスタート前の注意事項説明が行われているところでした。
超絶人見知りでセミ対人恐怖症のぼくは、通常なら会ったことのない人に声をかけるなど考えられないのですが、せっかく来たし近所の大会に出場されているのも何かの縁ということで、チームはてブロを探してみようかという暴挙(?)に出ました。
しかしチームはてブロには面識があるどころか外見を知っている人はおらず、見つけるための情報はほぼ皆無。唯一の手がかりは発起人のびあーさんの奈良マラソンのウィンドブレーカーです。
黄色いウィンドブレーカを探してキョロキョロうろうろしてみましたが、残念ながら見つからず。スタート前だったのでもうアップを終えて上着は脱いでしまっていたのかも知れないですね。
あまり時間もないので10分ほど探したところであきらめ、チームはてブロの検討を祈りつつ競技場を後にしました。
ちなみにその後速報が入り、チームはてブロは何と駅伝の部で2位入賞とのこと!
すばらしい!
【その3】第15回新宿シティハーフマラソン レースレポート
新宿シティハーフマラソンのレースレポート3回目(完結編)です。
前回の記事はこちら↓
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レースは2周目へ。
このレースは、それぞれ距離の違う周回を3回まわる変則周回コース。
1周目が約4キロ、2週目が約11キロ、3周目が約6キロで、同じ場所を何度か通るものの通過する間隔は一定ではないので、距離感がつかみにくい何ともイヤなコースです。
2周目は、長くゆるいアップダウンが断続的に続き、立体交差のための急な坂や折り返しも加わって、思いっきりペースを乱されます。
しかし登りは割と得意な方だと自負しているぼく。
こんな坂ごときには負けんぞ。
登りではギアを落として低重心で、平地に戻ったら重心を戻して素早くもとのスピードに乗せる。うまく切り替えて坂をこなしていきます。
それでもやはり坂のダメージはあり、坂を一つ登り切るたびに確実に残りHPが減っていくのを感じていました。
6Kmから15Kmまでのラップ。
4:24 / 4:36 / 4:18 / 4:26 / 4:24
4:12 / 4:19 / 4:22 / 4:21 / 4:17
長丁場の2周目を終えて、残るは3周目の6kmのみ。
3周目は中盤にトンネルがあり、それをくぐると18キロ地点らしい。
そこからがきっと最後の勝負。
ところでトンネルってどこのトンネルだろうと思っていたら、いつも30キロ走で皇居から新宿に向かって走るときに横目に見ていたあの見慣れたトンネルでした。
坂を下ってトンネルに入ると急に周りが静かになりランナーの足音だけが響く。いつもは集中力が高まって心地良いこの感じもこの日は何か重苦しかった。
トンネルを抜けたらあと3キロ。早くトンネル終わってくれ。
。。。全然終わらない。
ていうか出口すら見えないぞ。このトンネル一体何キロあるんだ。(実際は1キロ程度)
ようやく出口が見えてきたと思ったら、その前に立ちはだかる急坂。
入るときにあれだけ下ったんだからそりゃ当然出口では登るわな。
あー。あの坂登りきったら脚止まる気がする。
予想通り、坂を上ってトンネルの外へ出た途端に脚がぱったりと動かなくなりました。
周回の区切りだったり、坂の頂上だったり、ゴールでも無いのに心理的に何かしらの区切りを付けてしまうと、そこで集中力や精神力が途切れてしまうことってあると思います。
いつぞやのランスマで言っていた「精神的フィニッシュ」ってやつか。
ここからは本当にキツかった。
顎が上がって上体は棒立ち。
脚が前に出なくなり、膝から下の力でむりやりピッチを上げてペースを稼ぐ。
あー、ひどい走りだな。
まあでもあと3キロならこのまま惰性で何とか乗り切れるか。
結構貯金もありそうだし、5秒や10秒ラップが落ちても間に合うだろ。
そんな考えが頭をよぎったた時、後から小柄な女性ランナーがすっと前に出てきました。
ここまで18キロ走ってきたとは思えない恐ろしくきれいで安定したフォーム。
突如その背中からこんな声が聞こえました。
(妄想:ここから)
あら、オジさん。ずいぶん無様な走りね。
そんなことで最後まで持つのかしら。
私はお先に失礼しますけど、せいぜい頑張ってね。
(妄想:ここまで)
はっ!
ぼくは一体何をしているんだ。
最後までしっかり走るんだ。
下手な走りで味わった苦しみは身にならない。しっかり体を使った苦しみだけが次につながるんだ!
もう一度腹に重心を戻し、お尻で地面を蹴る感じを取り返す。
それでもつらいものはつらい。
しかしこれが正しいつらさだ。
やがてその女性ランナーは視界から消えて行きましたが、彼女にもらったイメージは確実にぼくの走りに力を取り戻してくれた。
本当にありがとう。
最後の登りは脚にこたえましたが、そのまま崩れず神宮球場に入ってフィニッシュ。
スタートで計測しそこねた分の10秒ほど待ってから時計を止め、ここで初めてトータルタイムを見ました。
1:33:01
目標を2分上回っての、自己ベスト更新です。
よかった!
ぼくの脚よ、さいごまでよく持ってくれた!
16KmからFinishまでのラップ
4:19 / 4:22 / 4:28 / 4:25 / 4:27 / 4:14 / 0:36 (130m)
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レース後は再び仲間たちと合流し、話題の須賀神社にお参りしてから昼食を食べて帰宅しました。
いつもの事ながら、レースを終えてラップタイムを振り返ると、なぜこんなペースで走りきれたのかと信じられないのですが、今回は2ヶ月ほど前から続けてきたスピード練習が結果として現れたことが本当にうれしいです。
最近では、ハーフマラソンは年に1回しか走らなくなって来ていますが、ハーフにはフルとは違った面白さがありますね。
そしてレースはやっぱり楽しい!
何か思ったより長くなってしまいましたが、駄文にお付き合いいただきありがとうございました。
【その2】第15回新宿シティハーフマラソン レースレポート
新宿シティハーフマラソン、レースレポートその2です。
スタート前までの話はこちら。
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8時30分。号砲が鳴り、いよいよスタート。
21.0975キロの、しんどく楽しい旅が始まりました。
これまでの記事に何度か書いていますが、この日の目標は、去年の千葉マリンで出した PB 1.36.59 の更新と、その上は1時間35分切り。
レースプランは、はじめの2キロを4:45/kmくらいで入り、その後は 4:30/km を少し切るペースに上げてフィニッシュまでに最初の30秒の借金を返せれば御の字といった感じです。
ハーフなので、細かいペース配分は考えず、多少突っ込み気味で行きます。
が、号砲直後いきなりトラブル発生。
スタートラインが分からず、GARMINのスタートボタンを押し損ねてしまいました。
列が動き出して割とすぐに地面にセンサーのラインがあるのは気づいていたのですが、付近にゲートやカンバンなどスタートの地点風のものはなく、50mくらい先にスタートの立看板が見えたのでそこがスタートラインだと思ってボタンを押さずに通過してしまったのです。
が、看板の位置にはセンサーはなく。
やっぱりさっきのがスタートラインだったんだー!
あわててスタートボタンを押しました。
どれくらい遅れただろうか。10秒?20秒?
計測開始がが遅れたということは、時計の表示よりも実際のタイムの方が遅いということ。うっかりそのことを忘れて、ギリギリでゴールしたと思ったら実は間に合ってませんでした、なんてことになったら目も当てられない。
よし、決めた。
今日はペースとラップタイムだけを確認して、フィニッシュまでトータルタイムは見ないことにしよう。
こうして、レースにちょっとだけチャレンジングな要素が加わりました。
スタート直後は若干混み合いましたが、Cブロックスタートということもあり、1キロもしないうちに自分のペースで走れる状況になりました。
周りのペースとレースの高揚感に背中を押され、ある意味予定通り2キロのラップからすでにペースは4:30を切っていました。
結局最初の5キロの通過は
4:38 / 4:26 / 4:28 / 4:23 / 4:25
しかし、無理をしてる感じも息苦しさもこの時点では全くなし。心拍数も160ジャスト辺りをキープしています。
今日は行けるかもしれん。。。
レース前に心を覆っていた不安が薄れて、いいレースができそうな予感がむくむくと湧いてきました。
(これ、小説やドラマ的には完全にフラグ立っちゃってますが。笑)
眠いので続きます。
多分次で終わりです。
【その1】第15回新宿シティハーフマラソン レースレポート
レースから一夜開けて、両脚はけっこうきつめの筋肉痛。
どんなに気合の入った練習でも、これ程の強度の運動を1時間半以上も続けることはないので、この痛みはハーフマラソンレース後独特です。
かと言ってフルマラソンのあとのような、半ば故障に近いような破壊的な痛みでもなく、むしろ心地よかったりもします。
(そんなこと思うのはぼくだけか??)
というわけで、新宿シティハーフマラソンのレースレポートです。
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レース前日は、インフルエンザ後の安静期間中の子供たちと一緒に22時に就寝。(お父さんはもう去年やっているのでうつされる心配はないのです。)
当日朝は余裕を持って5時に起床しました。
ハーフなので朝食はあまり気を使わず、おにぎり、味噌汁、煮物というごく普通の和食に、バナナを半分。
最近お気に入りの、セブンイレブンの「ミルクチョコのしっとりフランス」も買ってあったのですが、これ以上食べると腹が膨れそうだったので、レース後のおやつとしてカバンに忍ばせました。
食事をすませたら、ウェアに着替えたり、ストレッチをしたりで、あっという間に出発時刻。
6:30前くらいに家を出ました。
電車を乗り継いで、外苑前駅に着いたのが 7:10 ちょい前。うちから神宮球場って思ったより近いな。
神宮球場方面の出口を出ると会場へ向かうランナーの行列。
この辺はあまり土地勘がないですが、この列に付いていけば迷う心配はありません。
10分ほど歩いたら、いよいよ神宮球場に到着です。
球場の外周通路を誘導に従って少し歩くと、入り口の立看板。
通常は通ることのない通路を抜けると
グラウンドに出た!!
新宿シティハーフマラソンは、神宮球場のグラウンドが着替えや荷物置きスペースとして開放されているんですね。
人の数に対してスペースは十分あるので、人工芝の上に座り込んでゆっくりレース前の準備ができます。
荷物預けも、番号ごとに分けられたテントにヒョイっと置くだけ。
スペースを探したり、順番待ちなどに神経を使うことがなく、スタート前はストレスフリーでした。
ぼくは去年まで毎年、同じく球場が集合場所兼ゴールになっている千葉マリンマラソンに出ていましたが、レース前後の快適さは段違いでした。
(千葉マリンは完全にキャパオーバーなんだよな。。。)
一緒に出場する仲間とともスタート前に合流することができ、7:50 過ぎくらいに球場を出てスタート地点に向かいました。
ちなみにプチ情報。
球場内からスタート地点までの間に、トイレは3箇所あります。道路に出たあとにある最後のトイレが一番空いていました。小で5分も待たなかったと思います。
今回はCブロックスタート。
スタート地点につくと、もう各ブロック半分以上が人で埋まっていました。
この日のウェアは、上は半袖Tシャツにアームカバー、下は短パンにカーフタイツ。じっとしていると胴回りは肌寒く、少し震えながらスタートの8時半を待ちました。
続きます。
新宿シティハーフ前々夜
新宿シティハーフまであと2日。
レース前は仕事が忙しくなるというのはいつものあるあるで、ここ2週間くらい練習にもストレッチにもあまり時間が取れずにいます。
今日も社食で夕食食べながら久しぶりにブログ書いてます。
結局先週末のペース走のいやなイメージは払拭できないまま本番を迎えることになりそうですが、まあ逆に気合を入れすぎず、なるようにやるさくらいの気持ちでリラックスして臨もうかなと。
でも目標は変わらずPB更新で!
日曜は、朝のうちは天気も良さそう。
陽が出てるなら気分を上げるためにもサングラス使おう。
スタートが朝8:30と早いので、気温はそこそこ低そうですが、ここ最近の冷え込みはちょっと緩んでひと安心してます。
これからちょっとだけ会社を抜け出して、レース前に飲むアミノバイタルを買って、もうひと仕事だ。